「チームワークは良くあるべきだ」という正義。

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  こんにちは。山田です。   さて、ある営業所の支店長とセッションをしていた時の話です。 本人の許可を得て投稿いたします。   チームワークを良くして支店の成績を伸ばしていきたい支店長、これまでのこれ自身の学びとコーチングの成果により、周囲との関係性はよく、数字もしっかりと出せていました。   そんな中、彼には悩みがありました。 それは同世代の部下の1人がどうしても自分に心を開いてくれないこと。   仕事の話はコミュニケーションでき、彼自身しっかりと結果を残すのですが、挨拶はしない、プライベートな話は話さない…   彼とどのようにコミュニケーションを取っていったら良いかほとほと困り果てて、「前回話したときより状況は悪くなっているんですよ」と少し沈んだ声でのセッションの開始でした。   さて、このような状況、お読みの皆さんだったらどのように関わっていくでしょうか?   もちろん、正解は色々あるので、何が正しいか間違っているかではなく、 ・まずは皆さんが当事者だったらどうするか、とか、 ・もし友人からこんな相談が持ちかけられた場合どうするか とか考えてみてくださいね。  
で、セッションで私が関わった結果、彼の中で大きなブレイクスルーが起きて一気に次の行動へのエネルギーが沸いてきたのですが、その視点についてお話しします。   私は、彼の話す言葉の中から感じた事から、彼の中に起こっていると感じた事をお伝えしました。 以下、私のセリフです。   「視点を広げるためにあえてお伝えするね」   「本当かどうかわからないし、良い悪いと評価している訳ではないが、これを聞いて何を感じるかを教えてほしい」   「あなたの中で、『コミュニケーションが良い』という状態が正義になっていて、その正義に乗ってこない彼の事をどうしようかと悩んでいる様子に聞こえる」   「もちろん、コーチという職業柄その正義には僕も同意するところであるが、彼の立場になってみた場合、彼はこの状況をどのように感じるだろうか?」   という事をお伝えしました。   このフィードバックにより、彼の中で大きな気づきがあったようであり、彼の立場に立って考え、自分の立場にも立って考え、   まずはお互いに価値観を握れる数字の話でしっかりとコミュニケーションを取っていくという行動が決められました。  
  ここからの学びを少し一般化していきたいと思います。   私たちは無意識のうちに成功体験に囚われます。   上記のクライアントさんの場合、コミュニケーションを良くすることで数字を挙げてきたのですが、知らず知らずのうちにコミュニケーションがよい状態であるという事が絶対的な善であるかのように錯覚していたような気がします。   もちろん、一般的な話としては正しい事です。   でも、その正しさが個別のコミュニケーションや関係性の中で相手を裁く、批判するという作用を及ぼしているとすると、それは「毒」として作用します。   価値観と価値観がぶつかると宗教戦争が始まります。 価値観にはそれぞれ背景があります。   その背景に関心を示し、尊重しつつ、価値観や大事にしている事の中の、お互いに共通している部分、握れる部分からコミュニケーションを始めていく事も一つの有効な手段です。   自分の世界観をしっかりと持ち発信しながらも、その世界観が「ある具体的な場面、一つの文脈において相手に伝わっているのか」「物事を前に進める上で効果的であるのか」と常に問い続け高い視点から俯瞰する。   仕事で多くの人と良好なコミュニケーションを保ち、結果を残し続けるには、そのような主観と客観を併せ持てる感覚が必要なのではないかと思います。   このような話、頭で理解したとしても全く意味はありません。   日常のリアルな場面でいかにそう在れるか、そしてそこから何を学ぶかというのが違いを生む違いです。   日常の具体的な課題を前に進めながら、このような抽象的な「在り方」を理解し、身につけていくのが山田亨のコーチングです。   無料でオリエンテーションを行っていますので、お気軽にお声掛け下さい。   無料オリエンテーションの詳細についてはこちらから。  
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管理人:山田 亨 (Toru Yamada)

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米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)
The Leadership Circle プラクティショナー
NPO法人企業内コーチコミュニティ代表
TLCジャパンアソシエイツ
「まなゆい」ファシリテーター など

クライアントのロジックをたどりながら、そこに潜む発展を妨げる感情や思考のフレームを炙り出し、伸びやかな自己実現/リーダーシップの発揮を支援しています。

大阪府出身。元官僚。元アメフト部主将など

はじめての方は、まずはこちらをご参照ください。
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