【その10】そして大きな船を下りる

  その間、CTI応用コースの残りのクラス、翌年にはマスターコーチの谷口貴彦さんが主宰する虎の穴プロフェッショナルに参加してコーチとしての爪を研いでいきました。   人間の本質的な部分に迫っていくコーアクティブ・コーチングと明確で超具体的、実践的な谷口コーチの教え。   両方を学ぶ中で、僕のコーチングは飛躍的な進歩を遂げていきました。   クライアントさんが成果を出すスピードがぐんぐん上がっていったのです。   また、仕事面でもどんどん良い効果が出てくるようになりました。   セルフコーチング、自分への問いかけの質が格段に向上した結果、かなり厳しい状況もありましたが、(ストレスで頭にはハゲができましたが)かつてとは違い、周りとの関係は良好に保たれ、チーム全体も一丸となって困難に立ち向かっていくことができたと思います。   そうして過ごした2年間。   僕の所属部署は制度全体のバランスを取る必要があるので昔から難しいと言われている部署で、個性豊かな手練れの班長さん達が揃えられていました。   そうした個性豊かな班長さん達のバランスを保ち感情的な摩擦を減らし、全体として結果を出していく、そういうところにもコーチングで学んだスキルはその力を存分に発揮していきました。   また、コーチングのスキルを学んだおかげで、業界団体ともしっかりとコミュニケーションが取れ、ホンネで話し合える関係が築けました。   しっかりコミュニケーションが取れるとこんなに仕事が(精神的に)楽なのか。   そんな事を実感した2年間でした。   辞職を希望する旨を人事に告げ、管理者である課長にも告げ、内示が出た辞職2週間前くらいからお世話になった人に挨拶回りをして回りました。   みなさん僕のことを見込んで、僕に期待をかけてくれていた人たちです。   「とても残念だが、頑張ってな」   みんながみんなそんな優しい言葉をかけてくれました。   本当に皆さんに愛されていたのだと思うととても辛く、また、感謝の気持ちでもいっぱいでした。   そして、自分への期待を尊重して生きるということは、全ての人の期待には答えないと決めるということなのだと学んだ日々でした。   こうして過ごして迎えた退職の日、同僚が送別会をしてくれました。   その場での一言。   「山田さんは、本心ではコーチングをやりたいっていう気持ちがあるのに仕事には手を抜かず本当に良く頑張ったよね。辛かったんじゃないの?」   はい。本当にツラかったです。 頭の中の股裂き感が本当にキツいので。   でも、こういう2年間を過ごしたからこそ、得られるものがあったと思っています。   「辞める人ってなにかしらネガティブな声も聞こえてくるんだけど、山田君に関してはまったくそういうのなかったね。珍しい事例だよ。」   というありがたいフィードバックもいただきました。   頑張ってやり続けたからだと思います。   そして今、この記事を書いています。 長くなりましたが自己紹介はここまでです。
こういう背景で僕は霞ヶ関の役所という大きな船を下りコーチングの道に進み出しました。   目的は、組織に居て   「何かやろう」 「もっとこうしたい」 「もっと結果を出したい」 「もっと楽に仕事ができるようになりたい」 「もっとやりがいのある仕事がしたい」 「もっと周りに認められたい」 「もっとチームワークを良くしたい」 「もっと周りとのコミュニケーションを良くしたい」 「もっとマネージャーとして機能したい」 「もっと部下にノビノビと働いてほしい」   など、想いと向上心を持っている人を応援したい。   ブログタイトルはクリエイティブリーダーとありますがそれは役職のついている人だけを見ているのではありません。   現職で自分の出来るリーダーシップをとる。自分自身にリーダーシップを発揮する。そうすることで、あなたは現職で大きな役割を果たしていく事になります。   その結果、成果を出して昇進していくか組織を飛び出すか、その答えはあなたの中にあります。   ただただ、人間として成長して幸せになってほしい。 僕はただ、周りがどうこうではなくその人の、自分発の「もっとこうしたい」「こうなりたい」を応援したい。   その事が、苦しいけど、結果的に仕事を楽しむ事につながると思っているし、そこには必ず成長があると信じているから。   志のある人、想いのある人が 「状況が悪い」「周りが悪い」「何も変わらない」って言って愚痴と諦めの中で時間を過ごして欲しくない。   周りを責めていると息苦しくないですか?   何も状況が変わらない息苦しさ。僕にはありました。   自分発の想いを尊重していくと結構ツライけど、イヤな息苦しさはないですよ。   そして、その瞬間瞬間は非常にイキイキとしたものになります。   「今、生きてる」って実感できます。   多くの人がそういうあり方をしていく事がこの社会を良くする事だと思っているし、役所での仕事を志した10数年前の自分の想いにもつながっていくと感じるから。   これまでいただいた皆様の期待は背負うのではなくしっかり受け止めて歩いていきたいと思います。   思いがけず長くなっちゃいましたがおつき合いいただいてありがとうございました。   これからはこんな想いに共感していただける皆様と未来を創っていきたいと思います。   感謝を込めて。   山田 亨
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管理人:山田 亨 (Toru Yamada)

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米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)
The Leadership Circle プラクティショナー
NPO法人企業内コーチコミュニティ代表
TLCジャパンアソシエイツ
「まなゆい」ファシリテーター など

クライアントのロジックをたどりながら、そこに潜む発展を妨げる感情や思考のフレームを炙り出し、伸びやかな自己実現/リーダーシップの発揮を支援しています。

大阪府出身。元官僚。元アメフト部主将など

はじめての方は、まずはこちらをご参照ください。
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