伝わる話し手が大事にする「ニュアンス」

  こんにちは。山田です。   さて、先日、代表をしているNPO法人の関係でとある行政機関からお問い合わせを受けました。   「この年度の○○が抜けているようなんですが、どうなされましたかね?」   その件については、こちらとしても言い分があったのですが その声を聴いた瞬間かなり身構えてしまいました。   その声から、僕はあきらかに 「おまえ、ミスっているだろう」という批判のニュアンス、及び、 「ちゃんとやってよね」という行政指導的な上から目線を感じ取りました。   もしかしたら僕がセンシティブすぎるのかもしれません。   でもね、会話の入り口で身構えてしまうとその後の会話はどういう展開に進むでしょうかね。   「お互い確認しましょうね」と事実関係を確認すればさわやかに終わる話が、お前が悪い、いや、悪くないと自分の正当性を主張するニュアンスの応酬になってしまいます。   それが仕事だといわれればそこまでですが、あまり気分のいいものではありませんね。   エネルギーの無駄遣いだと思います。   ところで、   人と人とのコミュニケーションにおいて、意味が伝わる割合をご存知ですか?   人は言葉の内容はほとんど聞いていません。   見た目等の視覚情報が55%   口調や話の早さなどの聴覚情報が38%   話の内容等の言語情報はわずか7%だそうです。   つまり、話している内容よりも、その人が発しているニュアンスがとってもとっても大事だということです。   僕はコーチングを学んでこの事を知り、役所での仕事でも活かしてきました。   部下を持つ上司として、また業界を指導する立場の官僚として質問が詰問にならないように細心の注意を払ってきました。   細心の注意とは、   「何でそんな事になってるんだ?」という責任糾明のニュアンスではなく   「何が起こっているのか?」という事実を知りたいという好奇心から各方面に関わってきました。   お陰さまでその姿勢は部下や業界の皆様からも支持されていたと思われ、業務に必要な情報は常にしっかり持つ事が出来ていたと思います。   また、コーチとして独立してからも、このニュアンスをコントロールする力というのは効果を発揮しており、企業研修の場面でシビアな問を投げても、場を前に進める為の好奇心からというニュアンスがしっかり伝わっているので場が荒れる事はありません。   厳しい事や正論を伝えるときには、特に自身の言葉が発するニュアンスに細心の注意を払っています。   言葉に強いエネルギーを乗せつつ、そこに批判のエネルギーが乗らないように…   また、別の機会で僕の話を聞いた人からは、   「引き込まれるような話し方ですね」   とありがたいフィードバックをいただきました。   これもニュアンスをコントロールして伝えた結果です。   この辺りは言葉で伝えるのは難しく、実際に意識して身につけていただく必要がある領域です。   と、いうことで僕の自慢ばかりしていても仕方ないのですが、話が伝わる人というのはニュアンスのコントロールが出来ている人、言い換えると発言の裏側にしっかりとした意図がある人だと思います。   みなさんは、自分の発している言葉のニュアンスについて意識を向けた事がありますか?   まずは自分の発している言葉のインパクトを正しく把握する事から始めてください。   TLCでもこのあたりの情報はてきめんに出てくると思います。
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管理人:山田 亨 (Toru Yamada)

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米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)
The Leadership Circle プラクティショナー
NPO法人企業内コーチコミュニティ代表
TLCジャパンアソシエイツ
「まなゆい」ファシリテーター など

クライアントのロジックをたどりながら、そこに潜む発展を妨げる感情や思考のフレームを炙り出し、伸びやかな自己実現/リーダーシップの発揮を支援しています。

大阪府出身。元官僚。元アメフト部主将など

はじめての方は、まずはこちらをご参照ください。
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