宇宙飛行士から学ぶリーダーシップ

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おはようございます。 心の参謀、コーチの山田です。   先日、レスキュー隊に学ぶリーダーシップという記事を書いたところ、 コーチの友人から「宇宙飛行士のリーダーシップで気づきの点を書いてよ」 とこの本を手渡されました。       その中で日本人発のISS(国際宇宙ステーション)の コマンダー(船長)に任命された若田光一さんのお話が載っていました。   記事の内容は若田さんがISSのコマンダーとして様々な国のクルーをまとめあげる中で 実践した事、気をつけた事、気付いた事が記されており、 山田としても「なるほど」と思う面が多数ありましたので2回シリーズでシェアします。  
  まず、前例を踏襲するだけでは生産性は上げられないという話。   宇宙飛行士の仕事は宇宙空間内で様々な実験や作業をする事ですが 余裕を持ってスケジュールが組まれているので、 生産性の高いクルーが仕事をすると予定よりかなり早く作業が終わる事があるそうです。   そんな時には前倒しで作業を進めたいところですが、 作業は三交代で勤務している地上管制官との連携が必要であるため、 管制官側の勤務スケジュールにムリが生じます。   クルーを手持ち無沙汰にすると士気が下がるし批判も出る (彼らは軌道上に居る時間がいかに貴重かを分かっているので)。 一方、実験を前倒しにすると地上に負担をかける。   さて、あなたがコマンダーならこの状況どう舵を取るでしょうか?   若田コマンダーの応えは答えは以下のとおりです。   <引用開始>   地上側の苦労を十分理解できる一方で、質の高い実験を安全かつ効率的に行い 多くの質の高い成果を生み出す事は、ISS計画における大きな目的です。 作業時間が前倒しで進む事は高い生産性を意味します。   地上管制局側にも、軌道上作業の柔軟なスケジューリングが生み出す 価値の共有を理解してもらわなければなりません。   予定に忠実である事が付加的な成果創出の妨げになるようであれば、 前例から外れることがあってでも、 チーム全体としてより効率的に作業を行う事が出来るよう調整し、 ミッションを進める覚悟が必要となるのです。   結果として、作業予定時間をかなり短縮でき、 そのおかげで成果を上げられた経験がいくつもありました。   地上のスタッフには苦労をかけてしまいましたが、 チームとして質の高い仕事ができたと思っています。   <引用終わり>   「覚悟」という言葉が出てきました。   これを読んで思いますのは生産性の向上という「善」が どういう文脈で語られるのかが本当に大事だという事です。   上記の文章の中では、 若田さんはクルーや地上管制管の福祉に十分気を使いつつ、 各国から多額の税金が投入されているISS計画の成果にコミットしています。   そこには私心というものが感じられません。   おそらくISS計画の成功のため、 ひいては人類の発展のためという気持ちで動いていらっしゃるのでしょう。   リーダーとして人に苦労を命じるとき 「何のためにそれをするのか」ということが明確で無いとなりません。   それが相手に伝わらないと、自分はそのつもりでなくても 単なるリーダーのエゴだと認識され、チームの生産性は低下していきます。   長くなってきたので今日は記事はココまでで一旦区切ります。 次稿も楽しみにしていて下さい。   ではまた。
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管理人:山田 亨 (Toru Yamada)

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米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)
The Leadership Circle プラクティショナー
NPO法人企業内コーチコミュニティ代表
TLCジャパンアソシエイツ
「まなゆい」ファシリテーター など

クライアントのロジックをたどりながら、そこに潜む発展を妨げる感情や思考のフレームを炙り出し、伸びやかな自己実現/リーダーシップの発揮を支援しています。

大阪府出身。元官僚。元アメフト部主将など

はじめての方は、まずはこちらをご参照ください。
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