権力を使わずにリーダーシップを発揮する方法

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  こんにちは。山田です。   さて、仕事人には「与えられた任務」と「その人が仕事に取り組むスタンスの背景となる価値観」 という要素が混在しています。   もちろん、組織に属している人を含め、お金をもらうプロフェッショナルたる仕事人である限りは、 自らに与えられた任務はきっちりと果たさなければなりません。   でも、任務だけに着目し、その人の価値観や人間性がおろそかにされると、仕事をする人は渇いていきます。 渇きが度が過ぎると枯れてしまいます。   その渇きはメンタルヘルスという面で表面する場合もありますし、 仕事に感動しなくなるといった「感受性の死」により仕事の創造性を削っていくという形でも現れます。   後者の症状に陥る人が増えた職場では、誰も本質的な問題に目を向けず、 他人にも好奇心を向けず、表面的な会話による渇いた笑いが渦巻く職場となる事でしょう。   そして、ひたすら自分の身を守る人が増え、職員は最低限のことしか行わず、 リーダーの思いは伝わらず、結果としてどんどんチームの生産性は落ちていきます。   そうさせないように任務と関係性の両立をなし得るのが このブログのタイトルにもなっている「クリエイティブリーダー」なのですが、 今日は一つクリエイティブリーダーへのヒントになるような記事を書こうと思います。  
記事のタイトルですが、あなたは「管理者」としての権力をバックボーンにしつつも、 部下の自主性を引き出すため、なるべく権力を使わない形で部下を動かしたいと思ってらっしゃいますよね。 (じゃないとこんなブログ読んでないでしょうから。)   この方法を学ぶ一つの方法が非営利組織の運営です。   ドラッカーも言っています。 「これからを生き抜くために、自分の「コア・コンピタンス」を見つけよ。 そして「コア・コンピタンス」は非営利組織に関わる中で学んでいくのが良い(※)」と。   (※ と、言っている本を読みました。原典に当たっているのではないので間違っていればご指摘ください。)   非営利組織の運営から学ぶ事はとても多いです。   なぜならば非営利組織に集まる人々は利益を目的としてはおらず、それぞれの想いで動いているからです。   そこにはリーダーに「権力」はありません。 非営利組織におけるリーダーの求心力の源は何か? 具体的な事例をもとに少し考えてみたいと思います。  
  なぜ私がこの問題を語る資格があるかと言うと、とあるNPO法人の代表をしているからです。 団体名は「NPO法人 企業内コーチコミュニティ(JICCC)」。 コーチングを学び企業・組織の中でその在り方を体現している人達の集まりです。   このJICCC、毎年外部向けに「JICCCフォーラム」というイベントを行っています。 今年は11/28(金)に開催します。   日々実践している活動や、成功事例、失敗事例など、 具体的な現場でのあれこれを外向けにご提供させていただく場で、 現場でのコーチング手法の活用促進を意図したイベントです。   毎年10数名の運営チームを中心に今年もフォーラムを準備しているのですが、 今年の運営については、当初は人も集まらず、議論も低調でした。   そこにあるのはメンバーの皆さん忙しかったり、遠慮したり、 どうしてもフォーラムの優先順位が上がっていないという状態でした。 (もちろん、リーダーである私に問題があったのですが…)   そこで、私たちはそれぞれの持つ「想い」について再度確認し合う事にしました。   ・なぜ皆さんはJICCCの活動に参加しているのか? ・なぜ皆さんはフォーラムのメンバーに入っているのか? ・なぜ私たちはフォーラムを開催するのか? ・JICCCにとってフォーラムはどんな意味があるのか?   そんな事を話し合う時間を持ちました。   するととても不思議なことが起きてきました。   当初は様々な意見があり、場も少し堅く、方向性もバラバラだったのですが、 場が暖まるにつれ、メンバーが喋れば喋るにつれ次第に方向性が姿を現してきたのです。   ちょうどこの映像の32個のメトロノームが同期していくように…   今年度のフォーラムの輪郭が明確に浮き上がってきました。   このようなプロセスを体験したメンバーの皆さんは、 今、とても楽しそうにフォーラムの準備に関わってくれています。 手前味噌ですが、素晴らしいフォーラムになると思います。   昨日も打合せがあったことなのですが、 雑談の中でメンバーの一人から思わぬ形でとてつもないアイデアが示されました (当日お楽しみにしておいてください)。 暖まった場があったからこそ「降りてきた」アイデアだと思います。   なぜ、みんなが動き出したか。 想いを語る事で関係性の土壌が耕されたからです。  
  以上、文章が長くなっておりますが、 権力を使わずに人を動かす方法とは 「メンバーの想いを心から関心を持って聴き、語ってもらう」ということです。   想いを語る事で人は心を開いていきます。 そしてその想いが場に受け止められたと感じた時、 一人一人のメンバーは場(=メンバー)を信頼するようになります。   これによって関係性の土壌が耕されていくと、自ずと人は優先順位を上げて動いてくれます。主体的になってくれます。   もちろん、シビアなビジネスの場面では権力を使って人を動かす事も重要です。 でも、リーダーはこの「想いから創る」という感覚も絶対に知っておくべきだと思います。 大事なのは両方使えて、適切に使い分けが出来る事。   あのアメフト部が強くなったのも、この考え方によるものです。   では、リーダーが「想いから創る」という感覚を身につけるためにはどうすれば良いのか?   いずれにしても、まずは自分の想いを知る事がスタートです。 そして、自分で自分を知る事は出来ません。他者との対話が不可欠です。   与えられた任務とメンバーの関係性をバランスよくチームを運営したいとお悩みのリーダーの皆様、まずは一度お話ししましょう。 御連絡をお待ちしています。   霞ヶ関の役所というパワーゲームの世界と、想いだけで創るNPOという世界、 両方の世界にどっぷりとはまった経験が私の強みです。   —————- <御案内> JICCCフォーラム 日 時:2014年11月28日(金)13:00〜17:00 場 所:オリンピックセンター テーマ:企業内コーチの役割 〜 一人一人が輝くヒント 〜 詳しくは上記リンクから当団体ホームページをご確認ください。
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管理人:山田 亨 (Toru Yamada)

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米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)
The Leadership Circle プラクティショナー
NPO法人企業内コーチコミュニティ代表
TLCジャパンアソシエイツ
「まなゆい」ファシリテーター など

クライアントのロジックをたどりながら、そこに潜む発展を妨げる感情や思考のフレームを炙り出し、伸びやかな自己実現/リーダーシップの発揮を支援しています。

大阪府出身。元官僚。元アメフト部主将など

はじめての方は、まずはこちらをご参照ください。
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