上司と部下が話が合わない理由(その2)

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こんばんは。山田亨です。

 

上司と部下が話が合わない理由、

前回は「考えている抽象度の差」についてお話ししました。

 

私たちは人の上に立つとき、

もう一つ知っておかなければならないことがあります。

 

それは、役職が下の者になるほど「自分本位」であるということ

ここで「自分本位」とは単に自分勝手という意味ではありません。

 

役職が下のものでも「良い人」はいっぱい居ますね。

でもその人たちも根本的なところでは「自分本位」です。

 

一方で、役職が上がれば上がるほど、人は他者本意になります

役職が上の人にも「悪い人」はいっぱい居ます。

でもその人たちも根本的なところでは「他者本意」です。

 

 

くどくど説明しましたが、ここでの「自分本位」「他者本意」

という言葉に善悪のニュアンスはありません。

 

文字通り

「自分のことを考えている時間が多いか」

「他者のことを考えている時間が多いか」

の違いです。

 

役職が下の人は傾向として自分のことを考えている時間が多いです。

 

「自分は上司にどう思われているだろうか?」

「自分は仲間と上手くやれているのだろうか?」

「自分の仕事が意味があるものだろうか?」

「自分は組織に貢献できているのだろうか?」

 

基本的に思考の矢印は自分の方を向いています

 

 

一方で、役職が上がってくると思考の矢印は外側を向くようになります。

 

「顧客のニーズは何か?」

「全体像はどうなっているのか?」

「役員は今何を考えているのか?」

「潜在的なリスクは何か?」

「部下は本当のことを言っているか?」

「この部下にはどこまで仕事を任せられるか?」

 

と、自分の外側のことを考えています。

責任を背負っているわけですから当たり前ですよね。

 

 

この違いを「本人の資質」として話を進めようとすると

全く話は通じません(心の中で逆ギレされて終わりです)。

 

役職が下の人は良い人も悪い人も、

基本的には矢印は自分の方向を向いているのですが、

 

関心毎は「自分が組織において価値ある存在であるか否か。」

基本的にはこれだけです。

 

仕事をより良く進めていくためには

なんとか、自分の外にも関心を向けてもらいたいところです。

 

仕事は他者との関係で成り立っていますので、

他者の事を考えないと話になりません。

 

でも、上司は部下の自分本位を嘆いていてもいけません。

これは本人の資質以前に、人間の本能に関する部分ですので

これを前提としてコミュニケーションするべきです。

 

そのためには、具体的には、まずは承認欲求、所属の欲求

しっかりと満たしてあげましょう。

 

挨拶、話の聞き方、声のトーン、表情、質問の仕方、

変化に気づく、気遣う、できたことを褒める、雑談する、

感動ストーリーなどをシェアして仕事の「意味付け」をしてあげる…

 

いろいろな技を総動員して、部下の承認欲求を満たしてあげましょう。

 

自分の心理的な安全が確保されれば、

自然と他者の方向を向くようになりますので。

 

 

また、これをお読みのあなたが「部下」の場合は、

まず自分の思考の矢印が自分自身に向いていることに気づき、

 

自分の外のことをいろいろと考えてみることが必要ですね。

そうすると今よりも仕事はおもしろくなってきますよ。

 

 

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管理人:山田 亨 (Toru Yamada)

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米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)
The Leadership Circle プラクティショナー
NPO法人企業内コーチコミュニティ代表
TLCジャパンアソシエイツ
「まなゆい」ファシリテーター など

クライアントのロジックをたどりながら、そこに潜む発展を妨げる感情や思考のフレームを炙り出し、伸びやかな自己実現/リーダーシップの発揮を支援しています。

大阪府出身。元官僚。元アメフト部主将など

はじめての方は、まずはこちらをご参照ください。
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