集中連載第5話(まとめ)

この記事は6分で読めます

 

人はいつも変わりたいと思っていながら、

なかな変化する事ができません。

 

古今東西、永遠の課題と言っても良いでしょう。

 

でも、変化のための理論は研究の成果により明らかになっています。

あとはそれをどうやって実践するかなのです。

 

まずは変化を阻害する要因から。

 

人や組織の変革を阻害する要因について論じられた名著に

ハーバード大学のロバート・キーガン博士らの研究を元にした

「なぜ、人と組織は変われないのか」という本があります。

 

 

「変革の必要が分かっていても、

 85%の人が行動すら起こせないのは何故か?」

 

という問題について明快な答えが示されている本です。

 

原題は「Immunity to Change」ということで、

直訳すると「変化への免疫システム」という題名、

これがそのまま問題の答えになっています。

 

人が成長し社会に適応する中で身につけてきた

思考のフレームは痛みや成功、外部からの教育など

様々な要素により形作られていきます。

 

これらは、社会生活の様々な場面で

免疫システムのように私たちを守ってくれるものですが、

 

何らかの必要性により変革が必要な場面になると、

免疫システムが自己攻撃を仕掛けて変化を拒む力として作用します。

 

例えば、

(1)部下に任せたいのに結局自分がやってしまう。

(2)他人の話に耳を傾けようと思っているけどどうしても途中で自分が喋ってしまう。

(3)率直に発言しないと行けない立場なのに周囲に遠慮してしまう。

(4)感情がコントロールできない。

みたいな問題行動…

 

これらの問題行動は、

現在の思考フレームが無意識的に追い求める

「裏の目標」が行動を支配しており、

表面に出ている情報のみでは行動の修正は絶望的です。

 

外界の出来事に対して現在の思考フレームが自動反応して、

そこから沸き出す「感情」により論理思考が歪められ、

その結果として現実世界に現れる行動がおかしくなってしまっている状態です。

 

「裏の目標」とは、それぞれ、

(1’)自分に実力がある事を示したい。

(2’)自分に知識がある事を示したい。間抜けだと思われたく無い。

(3’)周りに受け入れられる自分でありたい。周囲の機嫌を損ねたくない。

(4’)完璧であらねばならない。(という「裏の目標」ゆえに常に張りつめている状態)

 

といったような感じで問題行動に対応して設定されています。

 

 

そして、それぞれの「裏の目標」の意図するものは全て

それによって「自分の安全を守りたい」という「裏の大目標」に帰結します。

則ち「裏の目標」とは「恐れ」から回避するための目標というわけです。

 

巷のビジネスパーソンは「恐れ」の感情に支配された自分に無自覚に、

思考をねじ曲がった思考を、圧倒的な理論武装で覆い隠し、

日々仕事をしています。

 

それが、世のリーダー達がリーダーシップを発揮できない

大きな問題となっています。

 

でも、リーダー達を攻める事はできません。

だって怖いものは怖いんだもの。極めて人間らしい反応です。

組織の先頭に近くなるとプレッシャーもキツいですしね。

 

このような人達が変革を成し遂げるためには、

現在の思考の前提となっているフレームを炙り出し、

それを破壊していく必要があるのです。

 

コーチングの本質とは現在の思考フレームの破壊と

新たな思考フレームの創造です。

 

現代は変化が加速度的に早くなっている時代です。

そこで戦う個人個人の思考フレームもかつてないほど頻繁な再構築が

求められる時代になってきています。

 

コーチングは世のリーダー達が

自分を支配する恐れの感情を俯瞰し、

 

それを乗り越えて、

伸びやかなリーダーシップを発揮する事を支援します。

 

「恐れ」の感情は生きている限り決してなくなりません。

俯瞰して乗り越えていくものでしかないのです。

 

 

 

さて、ここからが本題ですが、

この理論を核として構築されているのが、私が使っている

The Leadership Circle(以下「TLC」)」

というアセスメントです。

 

私たちが成長してくる過程で身に付けた思考フレームは

徹底的に「恐れを避ける」という観点から構築されています。

 

これまでずっと感情で思考が歪むという話をしてきましたが、

結局、思考が歪むのは「怖いから」なんですよね。

 

ほんとそれだけ。

 

怖いのを隠して(気づかないだけなんだけど)

「怖くない」って虚勢を張りながら、

 

日々の出来事に反応して

感情にぶんぶん振り回されているリーダーは

部下から見るとちょっと信用できませんよね。

 

当然、業績もついてきません。

 

しっかりと「怖い」という感情を俯瞰して、

何が怖いのかということを冷静に省みて、

 

怖さが発生する原因となっている思考フレームを特定し、

自らそれを壊し、本当に自らがやるべき事、やりたい事が進むよう

思考フレームを再構築していく作業が必要です。

 

この過程をとても爽やかに導いていく事ができるのが「TLC」です。

 

・プロファイルを観る「4つのG」

・リアクティブの中のギフト(影からの収穫)

・クリエイティブリーダーへと導く「3つの質問」

・「近くの敵」からのアプローチ

・業績指標との関連

 

など、クライアントの思考フレームの

核心に迫るための具体的なアプローチも豊富に手法化されており、

 

 ストレスのない形で思考フレームのあぶり出しと

破壊から再構築までをスムーズに導いていけるものになっています。

 

第4話で書いたような、「えも言われぬ大きな「気づき」」を

得てもらいながら進めていきますので、

イソップ童話の「太陽と北風」の太陽のように、

クライアントは自らの思考フレームを自らで脱いでいきます。

 

TLCはクライアントを追いつめずに旧い思考フレームをあぶり出し

クライアント自らがそれを破壊し、再構成してもらうことに特化した

フィードバックアセスメントです。

 

単に行動レベルの反省、修正に留まらず、

問題行動を起こす原因となっている思考フレームを破壊し

再構築するための、より本質的な思想を内在したアセスメントです。

 

 

ということで、近日中にTLCの資格認定コースが

開講されますのでご案内させていただきます。

http://www.theleadershipcircle.jp/tlcc8.pdf

 

この資格コースは、年に2回程度しか開催されない

本当にレアな資格コース。

 

投資額は38万円です。

私自身はこの学びが各方面に波及しており全く元が取れています。

 

私自身が提供するものではないので、割引などの特典はつけられませんが、

学びの過程でわからない事があれば徹底フォローさせていただきます。

 

お申込みは2/9(月)までとなっておりますので、

御興味のある方はお早めにお申し込みください。

 

この機会を逃すとたぶん開催は半年後です(笑)。

 

<CTI以外の流派の方へ>

 

TLCはCTIの運営母体である(株)ウエイクアップが提供しているものです。

もし「俺(私)、CTIはちょっとな~」と

思われる方がいらっしゃったらその点はご心配なく。

 

TLCとCTIはグローバルレベルでは別会社ですので、

CTIで学んでいなくてもTLCを理解する事ができます。

 

というよりも、CTPもひととおり受講し、

虎の穴プロフェッショナルにも3回参加した(笑)実績を持つ私が

あなたの世界の言葉で理解いただけるよう、責任を持ってサポートいたします。

 

別にスルーしてもらうのは全然構わないのですが、

「CTIだからいいや」という理由であるならば、

それはまさに「自分の観たいものだけ観てる」という状態ですね。

 

いろんな流派の方にも是非この智慧は学んでいただきたいと思っています。

 

<CTIで学んだ方へ>

 

CTIで勉強された方で、この連載をお読みの方は

「そんな小難しい話は興味ないわ」

とお感じの方も居らっしゃるかもしれません。

 

しかしながら、私はTLCの理解を深める事は、

コーアクティブ・コーチングをも強くするものだと

確信しております。

 

私自身は、思考フレーム(TLCでは「思い込み」という言葉で語られます。)

の概念を深く理解する事ができたため、通常のコーチングでも

サボタージュをより強力に扱えるようになりました。

(具体的には第3話、第4話でお示ししたとおりです。)

 

サボタージュ的確に扱えるようになると、コーチングの質が変わります。

質が変わるというよりも次元が変わります。

 

別にスルーしていただいても全く構わないのですが、

「小難しい」というフィルターだけで除外するのも

「観たいものだけ観ている」という状態でしょうね。

 

 

ということで、もうすぐ締切ですが、もし御興味があり

「もう少し詳しく聞いてみたい」

というニーズがあれば土日にスカイプ等で対応する事も可能です。

 

当ホームページのお問い合わせフォームよりご連絡いただくか、

メールやフェイスブックメッセージなどでご連絡ください。

 

————-

 

もう一つ御案内です。

再三にわたって「言葉に向き合うべき」とか書いておりますが、

この連載では「言葉の問題」のまだ表面しかなぞっていません。

 

実はもっともっと深い世界があります。

 

これ以上行くと、あまりに私たちの観ている現実と

乖離した世界(でもそれが真実の世界)に突入するので

その内容はまだ胸にしまってあります。

 

ですので、私自身は今後も

コーチングの世界をより俯瞰し深く理解するために、

さらに哲学の学びを深めていくつもりです。

 

もう少し明確に自分の言葉になったら、

コーチングに活かしてしていこうと思っています。

 

もしこのような世界、御興味あるなら共に深めて参りませんか?

私が哲学を学んでいるコミュニティを紹介いたします。

 

私がこんな事をかけるようになったのは、

この場で哲学を学んだからです。

 

本質的な学びは苦しいものですが、

思考を解放し異次元のスピードで成長させてくれます。

 

 セッションが終わった後のクライアントさんの顔つきが以前と全く違います。

 

御興味のある方は当ホームページの

お問い合わせフォームよりご連絡いただくか、

メールやフェイスブックメッセージなどでご連絡ください。

 

私自身はこれまで半年間の学びで

入会時よりかなり理解が進んでおりますので

そんな私が責任をもってサポートいたします。

 

<終わりに>

 

お伝えしたい事は以上です。

いろいろと耳の痛い事を申し上げたかもしれませんが、

もっともっと、私たちコーチが成長して、

世の中的にも認められる必要があると強く思っているからです。

 

なんらかの理由があって、なんらかの心の痛みがあって

コーチングを学び始めたみなさんは、人の成長に関心がある

優しい心の持ち主です。

 

人の可能性はこんなもんじゃないと信じている、熱い心の持ち主です。

 

私はそんな皆さんの事が本当に大好きです。

だからこそ、自分達を小さく観るのはもう終わりにしませんか。

 

やりたいと思う人はいっぱい居ます。

 

「やる」と決めた人だけがステージを上げる事ができるのです。

 

私からは以上です。

 

長らくおつきあいいただき、ありがとうございました。

 

                    山田 亨

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管理人:山田 亨 (Toru Yamada)

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米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)
The Leadership Circle プラクティショナー
NPO法人企業内コーチコミュニティ代表
TLCジャパンアソシエイツ
「まなゆい」ファシリテーター など

クライアントのロジックをたどりながら、そこに潜む発展を妨げる感情や思考のフレームを炙り出し、伸びやかな自己実現/リーダーシップの発揮を支援しています。

大阪府出身。元官僚。元アメフト部主将など

はじめての方は、まずはこちらをご参照ください。
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