よりよい組織文化を作る新たな視点

この記事は3分で読めます

 

こんばんは。山田亨です。

今日は一つ本を紹介いたします。

 

『トライブ 人を動かす5つの原則』(ダイレクト出版)です。

 

予備知識の無い方にお伝えしておきますと、ダイレクト出版さんは、

ダイレクトレスポンスマーケティングを用いて

ビジネス書を販売するという画期的なビジネルモデルで

近年大躍進している企業です。

 

アメリカの良質なビジネス書を輸入、翻訳して提供しており、

少し値段は高めの設定ですが、

 

紹介される本はこれまで日本に無かったような視点のものも多く

いずれもレベルが高いです。

 

 

 

さて、本題です。

 

詳しい中身は以下のリンクからジャンプできる

販売ページをご確認いただければと思うのですが。

 

『トライブ 人を動かす5つの原則』

 

この本は組織をよりよく率いていくための視点と

その対策についてまとめられた本です。

 

組織(部族を表わす「トライブ」という言葉を使っています)

の発展を5つのステージで解説しており、

 

それぞれのステージの組織の中に居る人の人間観に着目し、

その傾向とステージを上げていくための方策が調査に基づきまとめています。

 

以下、一部の内容を引用しご紹介します。

 

 

■ 「人生は最低だ」という第1段階のトライブ

 

  ギャングの集団やスラム街での小集団などの領域です。

  絶望的なまでに敵意をむき出しにし、暴力に満ちた不公平な世界で生きていくために

  徒党を組んでいる人達の集団です。

 

  幸いな事に、一般的な職場ではこのトライブの状態に陥る事はまずありません。

 

 

■「私の人生は最低だ」という第2段階のトライブ

 

  受け身な反感を抱いている人達の集まりです。

  文句は言うものの、それを行動に移すことは全くありません。

 

  彼らの笑いは静かで冷めており、あきらめムード。

  話題はもっぱら「前にも同じ事があったけどダメだった」というものです。

 

 

■「私は素晴らしい」という第3段階のトライブ

 

  うまく行っている医師や教授、弁護士、営業員などはこの領域で働いている。

  この文化では知識こそが力なので顧客との会話から企業の噂まで情報を溜め込む。

 

  第三段階の人は「自分が勝たなければならない」と考え、そしてその勝利は自分だけのもの。

  「孤独な戦士」の集まりで、自分は支援や助言を求める一方、

  自分以外の人には野心も技能も無いと失望している。

 

  結果として「面倒な仕事をしないといけないのは何時も自分で、

  時間も足りなければ適切なサポートも無い」と不満を述べることになる。

 

  アメリカでも約半数の企業がこの段階に居るとの事ですが、

  日本の多くの企業もこんな感じですよね。

 

 

■ 「私たちは素晴らしい」という第4段階のトライブ

 

  グループがこの段階に到達すると、

  彼らは自分たちを共通の目的を持ったトライブだと考えるようになる。

 

  そして共通の核となる価値観(コアバリュー)のために力を注ぎ

  互いに責任を負うようになる。

 

  この段階の集団の大きな特徴は、

  敵(問題)が大きければ大きいほど力を増していくというところである。

 

 

■ 「人生は素晴らしい」という第5段階のトライブ

 

  この最後のステージに居る集団におけるメンバーの視点は、限りない可能性と

  そのグループがいかに歴史に残るような偉業を成し遂げられるか、

  という点に向けられている。

 

  目的は競争相手に勝つ事ではなく、達成する事が世界に影響を与えられるからだということ。

 

  この集団の雰囲気は「純粋な好奇心」である。

  メンバーは他のトライブではなく、可能性と競い合っている。

 

 

ということで、一部引用してご説明しましたが、

10年に及ぶ調査を経て、それぞれのトライブの特徴と、

ステージを上げていくための方策が述べられています。

 

膨大な研究成果がまとめられた労作です。

 

一つ例を挙げると、私が特に印象的だったのは、

第3トライブと第4トライブの関係性の違い。

 

第3段階のリーダーは「リーダーと個別メンバー」という

「二者関係」を重視している反面、

 

第4段階のリーダーは

「リーダーと複数のメンバー」「メンバー同士のつながり」という

「三者関係」の構築を重要視しているという研究成果。

 

これは私自身も企業の人材育成に携わったり、

アメフト部のチームづくりの携わったりした経験からも

ものすごく的を得ている話だと思います。

 

ということで、事例も多く流し読みはしにくい本ではありますが、

このブログを定期的に読んでいただいている皆様にとっては、

とても有用な情報を提供する本だと思いますので、是非お手に取ってみてください。

 

『トライブ 人を動かす5つの原則』

 

それでは今日はこれにて失礼いたします。

 

<追伸>

 なお、ダイレクト出版さんの本で、私が読んでおもしろかったなと思う本は

 ブログページの右側にも紹介しておりますので、良かったらご覧になってくださいね。

 

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管理人:山田 亨 (Toru Yamada)

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米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)
The Leadership Circle プラクティショナー
NPO法人企業内コーチコミュニティ代表
TLCジャパンアソシエイツ
「まなゆい」ファシリテーター など

クライアントのロジックをたどりながら、そこに潜む発展を妨げる感情や思考のフレームを炙り出し、伸びやかな自己実現/リーダーシップの発揮を支援しています。

大阪府出身。元官僚。元アメフト部主将など

はじめての方は、まずはこちらをご参照ください。
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